タワーリング・インフェルノ

不覚だった。
ロードショー公開当時、小学校高学年だった自分が熱望して、福山の天満屋で観たのは良いが、リアルで怖かったのと、まだ子どもだったので描かれているものが良く理解できていなかったのと、更にはこの撮影がどんなに大変で、かつ芸術的なまでにミニチュア撮影とセット撮影をかなりの部分で違和感なく繋げてみせてくれている事などつゆ知らず、ワクワクして観に行った割には大したことがなかった映画と決めつけて約44年ほど顧みることをしなかった。
ところが先日、BS朝日の吹替版を録画し、寝る前にチラ見していたら凄い映画なのを理解し、即、セルBDをゲットして見直してみてひっくり返った。これは敬愛する『ダイ・ハード』のかなりの部分のプロットそのままであるばかりでなく、スターウォーズ エピ4のデススター内部の映像の元ネタで間違いないではないか。
そんな凄い映画だったとは理解せず、44年も無視し続けたのは本当に不覚であった。(続く)