イカリエ-XB1

台風7号が最接近する中、さほど雨風も激しくなさそうだったので、急いで準備してシネ・ヌーボーまで観に行ってきました。

確かに1963年制作にしてはなかなかの出来。衣装もセットも陳腐さをほとんど感じない。2年の航程だけど地球では15年かかるとか、体力維持の為のトレーニング施設を備えているとか、「インターステラ」や「2001年宇宙の旅」にも登場する科学考証がされてる部分もある。なにより感心したのは未来考証がしっかりしていて、一見ジュブナイルなスペオペに見えるが、その実、現在のSFを観る感覚で観てもさほど違和感がなかった。

例えばドア横のプレートを手でスワイプすると部屋のドアが開くとか、謎の漂流物に向かうシャトルは頭のボール部分だけ調査対象のそれに組み付くことが出来、本体部分は外れて対象物の周りを旋回して待っているとか。宇宙家族ロビンソンのロボット「ロビー」に似たロボット「パトリック」は乗組員等に「古くさい旧式」だと笑われていたとか。

そういう意味でダンスホールに流れる音楽も極めて「未来的」。ジャズのようなクラッシックのような、あるいは現代音楽のような、これまで聞いたことのないリズムと旋律のパターンで、しかもキチンと音楽としてまとまっている。こういう音楽のジャンルが将来確立していてもおかしくないと思わせるものがある。

さて肝心のSF味だが、これはスタートレックのテイストだ。大勢の乗組員と宇宙の航海を進める中で様々な苦難と冒険が繰り広げられていく。乗組員間の人間ドラマあり、恋愛ありで、スタートレックはここからパクったんじゃないかとさえ邪推しそうになる。ただ、イカリエ-XB1のアバイェフ艦長やマクドナルド副艦長が真っ先に危険な漂流物に調査に出ていくことはなかったので、そこはスタトレのオリジナリティと言えるのかも知れない。(笑)

イカリエ-XB1 公式ページ http://ikarie-jp.com/

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