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Summry : ISSが舞台の第三種接近遭遇ホラー
火星で発見された細胞を培養していると、それまで懐くように動いていた細胞がある日を境に動かなくなったので、軽い電気ショックを与えると凶暴化し、急成長しながら知性をもって乗組員を次々襲いだすストーリー。
設定が無茶苦茶だし、科学的な要素は一つも見当たらない。宇宙空間を舞台にした単なるホラー映画というべき。エイリアンに強くオマージュを捧げているのはわかるが、ホラーがあまり好きではない私としては正直、あまり面白いとは感じなかった。
撮影についても無駄にレンブラント・ライト中心の暗くて陰鬱な画ばかり撮っている印象。唯一評価しても良いのは無重力状態の映像表現。始めから終わりまでほとんどが無重力的表現で、あまり違和感も感じなかった。どう撮っているのかに興味あり。『ゼロ・グラビティ』以後、こうした無重力表現が進歩してきたのかも知れないので一度調べてみると面白いかも知れない。
2017 アメリカ Dir:ダニエル・エスピノーサ
出演:ジェイク・ギレンホール レベッカ・ファーガソン ライアン・レイノルズ 真田広之 アリヨン・バカレ